広東省恵州市内の、豚肉違法加工場では、病死した豚の肉や腐った肉を原料に、豚肉加工食品を製造。有名メーカーの産品と偽る包装をするなどで、毎日1トンを市場に売りさばいている。南方日報、中国新聞社などが報じた。

 同加工場が扱う豚肉の多くは、病死した豚から取ったものだ。法律で使用を禁じられているが、安く仕入れることができるという。加工場内の衛生条件は極めて劣悪で、放置された肉のかたまりにはハエがたかり、腐臭が漂う。

 原材料の肉を亜硝酸のプールに2日ほど漬け込むので、色は正規の加工肉と、変わらなくなる。さらに燻製(くんせい)するので、気になる臭いも消える。同加工場では、有名食品加工企業と偽る包装などで、毎日1トンを市場に入り裁いている。包装には、当局が発行するはずの、品質安全認証の表示もあるという。(編集担当:如月隼人)



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