ナポリにフーリガンが現れた。しかし、21日のヨーロッパリーグ・グループリーグ第3節でナポリと対戦するリヴァプールのサポーターではない。ナポリのウルトラスの犠牲になったのが、リヴァプールのサポーターだった。

20日深夜、4人のリヴァプールファンがケガを負った。彼らは街の中心地で襲われている。十数人の若者がバットを持ち、ナイフも少なくとも1つは所持していたようだ。ウンベルト通りで最初に衝突が起きた後、プリンチベ・ウンベルト広場では、ホテルに戻るところだった家族が襲われている。

この事件で、3人が傷害容疑で捕まった。警察は、バットやメリケンサックなどを押収している。

ナポリのローザ・ルッサ・イエルヴォリーノ市長はこれを受けて、次のようにコメントした。

「今回の件は、この街にとって悲惨なものだ。今は世界中が、ナポリについてテレビでネガティブなことを言っている。ただ、大多数の市民と、ごく一部の無法者は分けなければいけないだろう。きっと、酔っぱらっていたんだ。昨夜の出来事は、我々のイメージに泥を塗るものとなってしまった」