インテルDFニコラス・ブルディッソのローマ移籍については、いまだに新たな展開が見られていないようだ。インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカル・ディレクター)は22日、イタリア『laroma24.it』に対し、「会談の予定はない。だから、明日とか水曜とか、期限は設けられていないよ。現時点で双方が合意に至るだけの条件はそろっていない」と語った。

インテルとローマが合意できていないのは、ブルディッソの移籍金だ。ローマは500万ユーロ(約5億4000万円)を用意しているが、インテルは800万ユーロ(約8億7000万円)前後を求めている。

なお、ローマは21日に行われたインテルとのイタリア・スーパーカップで1−3と敗れたが、キャプテンのFWフランチェスコ・トッティは「オレたちは良いプレーをした。もっと良い結果にふさわしかったはずだ」と話している。

ローマは28日のセリエA開幕戦でチェゼーナと対戦する。サン・シーロでのインテルとの“試運転”を経て、MFダビド・ピサーロの調子もほぼ万全となり、さらにゴールマウスにはGKジュリオ・セルジオが戻ってくるだろう。筋肉の問題で11日から戦列を離れ、スーパーカップも欠場した同選手だが、インテル戦でのGKボグダン・ロボンツの不安定さを受け、復帰が大きく期待されている。