最近韓国では、10代を中心に「オルチャン・ブレス(オルチャンは、美男美女を意味する)」と呼ばれるブレスレットが流行しており、青少年がこのブレスレットを着用することに対して、議論が起こっている。米国やブラジルでも、同様に若者の間で流行したブレスレットが、性犯罪を誘発したことがある。

 韓国で流行しているブレスレットは、2つのシリコンゴムをX字形により合わせ、手首にフィットする形態のもの。韓国の芸能人が着用したことから「オルチャン・ブレス」と呼ばれるようになり、インターネット上でも話題となった。

 韓国メディアは、1個当たり約15円〜72円と安い価格も相まって、小・中学生に人気商品となっているとし、ブレスレットには、海外では性的な意味を持つとされており、「セックス・ブレスレット」と呼ばれていると報じている。

 このブレスレットは色別に、黄色は抱擁、オレンジはキス、黒色は性関係を受け入れるなどといった意味を持っているという。着用している人は、その腕輪の色に対応するスキンシップを許諾しなければならないという噂も広がっている。

 ブラジルでは、13才の少女が黒色のブレスレットを着用していた際に、同じ年頃の少年3人に性的暴行にあうという衝撃的な事件が発生した。そのため、ブラジルではこのブレスレットの着用を禁じている都市もあり、ブレスレットを販売した場合には罰金刑が科せられると紹介している。

 韓国のネット上では、このブレスレットは「単に一つのファッション・アイテムであり、それ以上の意味はなく危険もない」という意見がある一方で「外国で起きたことは、韓国でも発生する可能性がある。青少年の着用には注意が必要」と批判的な見方も多いと伝えられている。(編集担当:李信恵・山口幸治)



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