パラグアイ代表チーム、おめでとう。やっぱり、南米のチーム。強かった。

ポルトガルリーグの得点王が途中から出てくるというのは反則ではないのか?

0対4で敗れた南米選手権から11年。あの時よりも日本代表は手ごわいチームになっていたかな?



1998年のフランスワールドカップのフランス戦。

パラグアイの人はあの試合のことを思い出したことだろう。

12年前と同じような展開で進んだ試合は、あの時とは逆に、勝利の女神はパラグアイにほほ笑んだ。



次は、スペインかポルトガル。

どちらも厳しい相手だと思う。でも、パラグアイならいい試合ができると思う。

日本は負けてしまった。だから、今度はパラグアイを応援したいと思う。



それにしても、この日も岡田監督の采配は冴えていた。

阿部→中村憲の交代には驚かされたが、ロマンを感じる交代だったと思う。

現実主義の岡田監督らしくはない交代だったけれども、もしかしたら、これが本来の岡田監督なのかもしれない。



駒野のPK失敗は仕方がない。誰も彼を責めることは出来ない。

今回は、たまたま、彼が外したにすぎない。

ロベルト・バッジオのありきたりな言葉を送ると、「PKを外す事のできる選手はPKを蹴る勇気のある選手だけだ」。

頑張っていた選手がPKを外して悲劇のヒーローになるのは、よくあるパターンである。



確かに、試合終了後、「もっと出来たのではないか?」と思った部分もある。

が、120分を終えて倒れ込む選手たちを見て、それは酷な注文なのかとも思う。



日本代表の南アフリカ大会は、戦いはこれで終了した。

ベスト8にはあと一歩。何かが足りなかったが、それが何かは、これからみんなで探していくしかない。

パラグアイは何度目かの挑戦でベスト16の壁を突破した。そんなに簡単にベスト8にはなれないのだ。



今の日本サッカーは、「日本らしいサッカー」を模索している最中である。

オシムさんが進めようとしたサッカーが日本らしいサッカーの「解」なのか、というと断言はできない。

今回、岡田監督が魅せたサッカーも、そのサンプルの1つである。



ありがとう岡田ジャパン。

勝利のために、グループリーグを突破するために、ベスト4に進むために、闘う姿は美しかった。

「ポゼッションサッカー」だけが美しいサッカーではないことを多くの日本人に示した。

サッカーの多様さな魅力を世界中に示すことができたのではないだろうか?



南アフリカ大会はベスト16で終了。

もうこのチームの試合を見ることは出来ない。それが何よりも残念だ。



次はブラジル大会。

欲が出てくる。今度はベスト8以上。簡単ではない。

今度は、もっと早くからいい準備をして、この素晴らしいチームを超えるもっといいチームを作ろう。

もう、明日からは次の4年間がスタートだ。

ただ、今日だけは、世界のベスト16に入った日本代表のスタッフと27人の選手をたたえよう。

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