スペインはW杯初戦でスイスに1−0で敗れたが、ビセンテ・デル・ボスケ監督は「チャンスを無駄にしすぎた」と怒りモードだった。

「たしかに、怒っているよ。もちろん頭にきているさ。サッカーはボールをキープするだけじゃない。攻撃するためにポゼッションが必要なんだ。スペースが十分ではなかったのは確かだが、ゴールを決める可能性は十分にあった」

スペインはトーレスを投入して絶好のチャンスを得たが、決定力のあるストライカーにしては枠を捉えることができなかった。
「トーレスを入れて2トップにしてチャンスがあったが、彼らの守備がよかった。効果的に我々の攻撃を止めていた」

高さのあるスイスディフェンスに対し、ビジャの1トップではなく最初から複数のストライカーを使うべきだったのではないかという質問には次のように答えた。
「御意見は尊重したい。我々はこれまでこのスタイルでかなり長くやってきて、成功している。コーナーキックもあったしセットプレーもあったし、得点チャンスはあったんだ。だけど、今日は我々の日ではなかった」
「今日はスペインよりどこかのチームにツキがあった。彼らはすばらしいことに1点を決めたあとに、追加点のチャンスもあった。我々は全力を尽くさなければいけない。『ついてないな』ってただ頭を抱えるだけじゃだめなんだ。我々は戦うよ。今日は壁にぶつかったが、次の2試合で取り返す。だが、誰もワールドカップ優勝のことなど話してはいないよ。決勝のことなんか考えていない。サッカーはそうそううまくいくものじゃないからね」

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