29日のセリエA第10節で、王者インテルに3−5と敗れたパレルモ。前半で4失点を喫したパレルモは、後半に3点を返して1点差まで詰め寄ったが、最後はディエゴ・ミリートのゴールの前に沈んだ。

パレルモのワルテル・ゼンガ監督は、4ゴールを奪われた前半を次のように分析する。

「残念ながら、前半40分の時点で私は自分たちがまだ試合にいるとメモしたところだった。だが、5分間であの3失点を喫してしまったんだ。我々らしくない失点だった。本当に放心状態だったよ。だが、相手を許すことのない選手たちがそろうインテルのようなチームが相手なら、こういうことも起こり得るものだ」

一方、後半の反撃については、このように語った。

「だが、我々はうまく試合に入ることができた。まだ0−0であるかのように戦い、大きな意欲を見せたんだ。ある時点では、(同点も)信じたよ。今夜のインテルは大量得点を奪ってもおかしくなかった。だが、後半の我々の反撃を受け、我々に大いなる考えを持ったことだろう」

現役時代にインテルで活躍したゼンガ監督は、インテルのマッシモ・モラッティ会長の賛辞も受けたこともあり、何度となく将来的なインテル就任の可能性を問われている。ゼンガ監督はこの質問に対し、次のように答えている。

「モラッティ会長とは素晴らしい関係にあるんだ。私が現役時代に彼が会長だったわけではないんだけどね。ジョゼはこの上なく素晴らしい指揮官で、インテルと複数年契約をう済んでいる。彼がインテルでさらに素晴らしい結果を残すと確信している」

「私もパレルモで複数年契約を結んでいるし、このチームを高いところへ連れていきたいと願っているんだ。それぞれのクラブで道のりを終えたときに、その夢が実現する可能性があるかどうかを見てみよう」