ワールドカップ(W杯)予選最終節でウルグアイを下し、辛うじて本大会出場を決めたアルゼンチン。インテルのキャプテンを務めるMFハビエル・サネッティは、大事なこの予選最後の2試合に招集されなかった。だが彼は、決して代表に別れを告げることはないと語る。

−アルゼンチン代表でもう終わりでしょうか?
「ワールドカップ(W杯)予選の最後2試合は、とても苦しかった。ただ、2006年の(W杯を欠場した)ときも、僕は代表でプレーしないだろうと言われていたんだ。でもそれから、僕は35試合に出場したんだよ」

−代表キャップ数は136試合です…。
「さらに増やせることを願っている。代表に別れを告げることは決してない。僕は常にあのユニフォームに対してすべてを尽くしてきたんだ」

−ディエゴ・マラドーナ監督から招集されなかったことについて説明は?
「彼は代表監督であり、決めるのは彼なんだ。もちろん、大きく悔やむことなんてない。残念ながら、結果が出ないときは、変えるのが普通のことなんだ。ただ、監督は僕が彼に何をやれるかを分かってくれているよ」

−CLでのインテルはどうした(8試合連続白星なし)のでしょう?
「批判や“裁判”をする前に、まずは待とうよ。僕は自信を抱いている。いつだってね」

−敗退の恐れはまったくないと?
「ない。今のインテルが恐れを抱くことは決してないんだ。僕らは本物のグループで、苦しむことだってできる。むしろ、困難のときにあるときこそ、奮起するんだ」

−モウリーニョ監督は、キエフで行われるCL次節のディナモ・キエフ戦が大事だと言っています。アウェーでの一戦に向けて、最善の方法とは?
「リーグ戦で勝つことだ。カターニア、パレルモ、リヴォルノにね。僕らを追うチームたちをまた突き飛ばすチャンスだ。僕らはCLから敗退しない。だけど、スクデットのことも軽んじたりしない。リーグ5連覇となれば、それは伝説を意味するだろう。それに時々思うんだ。イタリアで何年も前から他チームを粉砕しているチームが、正しく尊重されていないんじゃないかってね」

−そうですが、ヨーロッパの舞台では…。
「精神的な問題じゃない。非常に異なる大会というだけだ。CLではちょっとしたことでも、追いやられてしまうんだよ。僕らのグループのように、拮抗したグループであればなおさらね」