中川翔子/11th ACGHK2009〜香港動漫電玩節〜
 今年5月に2度目となる13カ所15公演の全国ツアーで3万人を動員し、7月に発売した9枚目のシングル「心のアンテナ」で6作連続オリコン・トップ10入りを記録した中川翔子。10月24日には初の日本武道館ライブを控える彼女が、日本代表として香港にて初のアジアライブを行った。

 中川は昨年7月、アメリカ西海岸最大のアニメイベント「アニメエキスポ」に参加し、初の海外ライブを開催。2006年7月のデビューから3周年を超え、本人がプライベートでも何十回も行っている大好きな国・香港での念願の初ライブとなった。

 香港では中川翔子が出演するCMが放送され、表紙を飾る日本雑誌が発売、そして日々更新されるブログへの関心から、彼女の認知度は急上昇中。7月31日に出国し、同日香港入りしたしょこたんを香港空港で現地のファン約100人と報道陣が出迎え、「SHOKO!KAWAII」と応援の声が飛ぶと、本人も得意の広東語で「あなたもかわいいですよ」と返し、現地のファンも驚いた様子で空港中に歓声が響きわたった。

 その後、夕方からは現地の雑誌・新聞・ラジオ・テレビ25社の取材。中川にとって休み無しで5時間も取材を受けたのは初体験だったが、「香港のインタビュアーの人は熱いし、優しい」と歓迎ムード一色のマスコミを絶賛し、インタビュー中は「香港に暮らしたい。今回はイベントへの参加だが、今度来る際は香港スタジアム(1万人収容)での単独ライブを是非行いたい」と大きな夢も語っていた。

 翌1日は朝からライブリハーサルを行い、夕方には「心のアンテナ」CD購入者を対象にサイン会を実施。会場には150人の定員に対して3000人ものファンが駆けつけ、しょこたんと握手して泣き出すファンも多数。香港のファンが一生懸命に日本語で気持ちを伝えようとする姿が印象的だった。

 そして20時(日本時間21時)からは、今年で11回目を迎え1日の来場者が10万人を越える香港最大のアニメFes,「11th ACGHK2009〜香港動漫電玩節〜」に出演。香港コンベンションセンターには1万人もの観客が詰め掛け、中川翔子がステージに登場すると歓声で会場が揺れ、香港でも大人気のエヴァンゲリオン主題歌「残酷な天使のテーゼ」からライブがスタートした。

 大歓声の中、通訳も太鼓判を押すほど流暢な広東語で自己紹介を行うと、会場から驚きの声が上がる。続く「空色デイズ」の間奏部分では、ネ申と崇めるブルースリーへのリスペクトからヌンチャクプレイを披露すると、会場の興奮は最高潮へ。

 「心のアンテナ」「snow tears」を披露した後、「アニソンが世界の懸け橋になれば嬉しい」と広東語で話すと、「ギザ」「ギガント」としょこたん語でのコール&レスポンス。最後は「涙の種、笑顔の花」で締めくくり、大歓声に見送られながらステージを後にした。

 そして2日はこちらも初体験として、この秋に発売予定のCDジャケットの撮影を香港にて敢行。帰国後も貪欲に、ライブの感想やサイン会での心境などが自身の「しょこたん☆ぶろぐ」にアップされている。

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