Aira Mitsuki(撮影:野原誠治)
 本日5月20日、メジャー4作目となるニューシングル「BARBiE BARBiE」と、3月に東京・恵比寿LIQUIDROOMにて行ったワンマンライブの模様を収めた初のライブDVD「Aira Mitsuki Special LiVE "090319" in LIQUIDROOM」を同時発売したAira Mitsuki。作品毎にカラフルに変化するキュートでガーリーなビジュアルイメージに対して、歌詞には彼女の繊細な内面が垣間見え、リアルなAira Mitsukiを体験できるライブでは、そんな彼女を支持する人々が着実に増えている様子を目にすることができる。

――「チャイナディスコティカ」でのメジャーデビューから1年が経ちましたが、自分の中で変化を感じることはありますか?

Aira Mitsuki(以降、Aira):多分、劇的に変化するというよりも、徐々に自分が気付かない所で変化していたり、いつもライブに来てくれてるファンの人も気付かないんじゃないかな?というぐらいの変化だと思います(笑)。

――1月に発売した前作のシングル「サヨナラTECHNOPOLiS」がオリコン・デイリー初登場15位を記録しましたが、実感は?

Aira:変わらずレコーディングをして、ライブをして、大阪とか名古屋に行って、という感じなので。特に活動においての変化は無いですね。

――初のライブDVD「Aira Mitsuki Special LiVE “090319” in LIQUIDROOM」が発売となりますが、ワンマンライブとしては今まで一番大きなLIQUIDROOMでやってみて如何でした?

Aira:大きい会場でワンマンライブをできたこともすごく嬉しいんですけど、大きいとか小さいとかキャパ関係無く、全体が一体となって盛り上がっているような空間を作りたいなと思っているんですよ。

――自分のパフォーマンスやVJなどの演出面で、表現したいと思っていたことはできましたか?

Aira:そうですね。前回のワンマンからやっていたんですけど、プロジェクターとかLEDを使った照明の演出とか、今までやってきた演出面ではもうLIQUID でやり尽くした感があったので。今はまだ具体的に決めてないんですけど、もっと違うことがやりたいなと思いますね。

――ダンスが上達してきたな、という実感は?

Aira:いや、上には上がいますからねー。反対に、満足できる所が何一つ無くて困ってます(笑)。

――世の中は広いので、他人との比較もあるんですけど、去年の8月に六本木morph tokyoで観た初ワンマンライブと比べれば格段に成長しているように見えましたよ。

Aira:確かに最近、六本木でやったファーストワンマンの映像を見直したんですけど、「あれ?自分こんなにダンス下手だったっけ」みたいな。こんなにおぼつかないダンスで、みんな「いい」と言ってくれたんだなという、みんなの心の広さに感動しました。だからファンのためにも、もっと頑張らないとなと思って。

――序盤、照明を直接当てずにプロジェクターの光だけで歌うパートがありましたけど、ああいう演出のアイディアはスタッフの方と話し合いながら決めていったんですか?

Aira:Terukadoさんの素案だったりもするんですが。明るめの照明と暗い照明の間に、ちょっとAiraっぽい…鬱っぽい(笑)、VJの演出があったり。後からVTRを見ると、暗い所が暗すぎて何も見えなくてビックリしました。「こんなに何も見えないんだ?」みたいな。「絶対にお客さんからも見えてないんだろうな」と思いながら、笑っちゃいけない曲なのに、ちょっとニヤけちゃいました(笑)。でも、ワンマンライブの前準備って難しいなと、いつも思いますね。当日も結構バタバタなんですよ、本当に。

――準備は、どれくらい前から始めたんですか?

Aira:ミーティングは去年からやっていたんですけど、「これやらなきゃマズイじゃん!」って、気付いたらリミットが迫ってたみたいな(笑)。

――次に向けての反省材料も見付かったと。

Aira:Aira自身は、もう反省することばかりです。

――逆に、収穫を得られたことは?

Aira:心の中での収穫というか、自分ではどうしようも出来ないことっていっぱいあると思うんですけど、色々な状況の中で、その日のベストを尽くせるような心の余裕をもっておくことですかね。「どうしよう!?」ということが本番にあっても、あまり焦らなくなったり、瞬時に対応できるようになったり。

――緊張することも少なくなってきた?

Aira:そうですね。ワンマンライブは緊張しないですね。