◆ベストチーム 「インテル」
ラツィオ戦の勝利は、スクデットのケーキの上にサクランボを乗せる作業のようなもの。ラツィオとの試合は、2−0のスコアほど簡単なものではなかった。

◆ワーストチーム 「ボローニャ」
残留争いを繰り広げている最下位レッジーナを相手に、ホームで敗れたのは痛恨だった。そのレッジーナは、信じられない追い上げを見せており、この白星でセリエA残留も見えてきた。

◆ベストプレーヤー 「ミリート(ジェノア)」
サンプドリアとのジェノバ・ダービーでハットトリックを達成。これで今シーズンのゴール数を19に伸ばした。ジェノアはチャンピオンズ・リーグの出場権を視野に入れている。

◆ワーストプレーヤー 「ハムシク(ナポリ)」
彼をピッチ上で見かけた人はいるのか? 文字通りハムシクは姿を消していた。色あせたコピー選手のように、シエナ戦でも活躍できなかった。

◆ベストコーチ 「バッラルディーニ(パレルモ)」
前半のうちに退場してしまったものの、パレルモはカリアリから5ゴールを奪って快勝。UEFAカップの出場権も見えてきた。

◆ワーストコーチ 「ラニエリ(ユベントス)」
ユーベは3月21日から勝利に見放されている。前節のレッジーナ戦に続いて、今回も下位のレッチェに引き分け。試合ごとにメンバーが変わるように、ラニエリ監督に対するクラブの信頼も、ここにきて変わってきている。