インテルのFWズラタン・イブラヒモビッチが近い将来、イタリアから離れるかもしれない。「イタリアで多くを学んだ。インテルでの居心地はいいが、何か新しいことに挑戦したいと感じている。アヤックスにいた時のようにね」。

「何か新しいことに挑戦したい」

イブラヒモビッチは「British Eurosport」のインタビューに答え、将来的にイタリアを離れる考えがあることを明かした。

「インテルとの契約は残っているし、ここでの居心地はいい。でもイタリアには5年もいるし、何か新しいことにチャレンジしたいと思っている」

イブラヒモビッチは2004年にアヤックスからユベントスに移籍し、2006年にはインテルへ移籍した。

「イタリアでは多くのことを学んだ。アヤックスにいた時のように、何か新しいことに挑戦する時期が来たじゃないかって自分に問うこともある」

イブラヒモビッチは2シーズン過ごしたユーベでの出来事も明かしてくれた。当時ユーベの指揮官だったファビオ・カペッロ(現イングランド代表監督)とのエピソードだ。

「カペッロは俺に手を差し伸べてくれた。イタリアのサッカーに早く順応するためにね。ユーベに移籍してから数か月に、カペッロにオフィスに来るように呼ばれたんだ。彼は室内のテレビにビデオテープを差し込んでから、俺にこう言った。『10分から15分、このビデオを見てペナルティーエリアの中での動きを勉強するんだ』ってね。そのビデオはファン・バステンのゴール集だった。カペッロはコートを着て、そのまま帰っていった。部屋に残された俺は、ひとりでファン・バステンのゴールをひたすら見ていたよ」