コーヒー

朝のコーヒーの香りと苦味は、しっかり目を覚ましてくれます。

多くの人から愛されてきた嗜好品ですが、飲みすぎると幻覚を起こしやすい、という研究結果が発表されました。

過剰摂取する人は、幽霊を見たり、変な声が聞こえたりしやすいそうです。

一日に7杯以上のインスタント・コーヒーを飲む人は、1杯だけの人に比べて3倍も幻覚を見ることが明らかになりました。

イギリス、ダラム大学の研究チームは200人の学生を対象に、カフェインの摂取とその影響、個人差について質問しました。

その結果、幻覚は精神的な疾患を決定する兆候ではないとしながらも、3%ほどは定期的に声が聞こえるのだそうです。

これは幻覚について視野を広げた研究で、今までは子供のころのトラウマなどが幻覚を引き起こす要因とされていました。

ストレスを受けていると、身体はコルチゾールという副腎皮質ホルモンの一種を分泌します。これはコーヒーを大量に摂取したときにも起こります。

この余分なコルチゾールの分泌が幻覚を引き起こす原因となっているため、カフェインと精神状態の関係を調査するにいたったようです。

コーヒーのほかに、紅茶、チョコレート、滋養強壮剤などにもカフェインは含まれており、普段の摂取量、幻覚経験の有無、ストレスのレベルなどを調査しました。

更に研究を続ける必要があるとしながら、ストレスを受けている人々はカフェインを多くとる傾向にあるようです。その他にも別の食品などの関連を調べることにしているそうです。

幽霊とコーヒーが結びつくなんて想像もしませんでしたが、幽霊を見たことが無いのはコーヒーを大量に飲まないのが理由かな、なんて思ってしまいました。

まわりに霊感の強い人がいたら、コーヒー好きかどうか、尋ねてみましょう。

Coffee linked to hallucinations - Health News, Health & Wellbeing - The Independentより

関連記事