今回の【どっちが勝ち組でショー!】は、谷原章介VS佐々木蔵之介。端正なルックスを持ち、俳優としても今が旬の彼ら。2009年新春スタートのフジテレビドラマ『トライアングル』でも共演が決まっている。公私共に順調で男性フェロモン満載の二人の活躍を追う。


かつてナンバー1ホストとして活躍した男が再びホストとして夜の街に奮闘する『ギラギラ』(テレビ朝日)が終了したばかりの佐々木蔵之介は、1968年2月4日生まれの40歳。既婚だが、2000年、NHK連続テレビ小説『オードリー』に出演で脚光を浴びた。その時32歳だからわりと遅咲きの俳優だ。意外にも『ギラギラ』が連ドラ初主演作。控えめだが熱い感情を秘めたような独特の大人の魅力が人気だ。『離婚弁護士』の弁護士から『バンビ〜ノ!』のシェフまで役の幅も広い。なんとなく品の良さを感じるのは、実家が京都の造り酒屋であるからか。中退はしているが農業大学で醸造を学んでいたこともある。

1972年7月8日生まれの36歳、谷原章介は2007年に元タレントでいしだ壱成の元夫人・三宅えみと結婚。その後長女が生まれ三宅の連れ子と実子2児の父となる。男を上げた谷原は、15回連続のドラマ出演と『ハンサム★スーツ』など映画、CM、バラエティと大活躍だ。やや三枚目の線に近づいてはいるが、「能天気で明るい王子様」的な役が当たり役。そんな谷原は、かつて内田有紀が主演した映画『花より男子』(1995年)で道明寺司を演じた。当時流行りの髪形で、肩パットの入ったスーツで登場する道明寺の谷原は、今では想像できないハードな演技を見せている。(ちなみに花沢類は藤木直人。これを覚えている記者も結構トシ?)

私生活でも多趣味で料理も得意らしい。その辺がいかにも女性ウケし、司会を務める『王様のブランチ』的でもある。
今回の勝ち組、谷原のすごい所は役者以上にこの『王様のブランチ』をうまくこなしている所による。

視聴者の消費行動を活発にする為だけに、土曜の朝から昼過ぎまで情報をタレ流しにする『王様のブランチ』。そこには額に汗して働く労働や、自分の為の勉学などというものは一切スルー。ただ金を使って得られる快楽のみが紹介される。映画やドラマのエンタメ情報の間に温泉、通販、グルメと、ウンザリするほど金を使わせる話題が並ぶ。家族4人で行けば、かるく5万が吹っ飛ぶ有名テーマパークの様子を毎週案内し、これでもかというほど彼女や子供達のおねだりを促す。見ていて楽しい番組かもしれないが、支払う側にとっては頭の痛い番組だ。

そんな『王様のブランチ』の司会を優香のとなりでニコニコやってのける谷原。役者としての危機感は無いのか。しかし『王様のブランチ』は自分自身のいいコマーシャルになる。前司会の 寺脇康文もしきりに愛想を振りまいて「相棒」で本業でも大活躍だ。
とにかく器用で次は歌でも歌いだしそうなブランチ谷原。ここに佐々木蔵之介は座れない。ゲストならともかく役者一筋の佐々木に今の谷原のポジションは追えない。

谷原が明るく楽しい娯楽情報番組がつとまるのも公私共にクリーンで順調だからこそ。これが「離婚」などということになれば、谷原の評価は一機に落ち込むであろう。それを考えると役のフェロモン・イメージを壊さないように、あまり素を露出しない佐々木の人気は息が長い。

底抜けに明るく、何も考えてないような谷原の笑顔を見ていると、当分そんな心配はいらなそうだが。

(編集部:宇佐木野ミミ)

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