英国『スカイ・スポーツ・ニュース』は、ニューカッスルのケビン・キーガン監督が辞任する可能性が強いと報じた。辞任の理由は、補強戦略における意見の相違にあるとみられている。

 移籍マーケットが閉鎖されたばかりのプレミアリーグに激震が走った。サム・アラダイス元監督の退任を受け、今年1月にニューカッスルの監督に就任したキーガン。就任直後は白星に恵まれない試合が続いたものの、今シーズンは開幕戦でディフェンディング・チャンピオンのマンチェスター・ユナイテッドと引き分けるなど、躍進を期待させるスタートを切っていた。

 しかしキーガンは、クラブ側の補強戦略に不満を抱いていたといわれており、移籍マーケットの最終日となった1日に首脳陣と会談。そして、2日のチームトレーニングには姿を現さなかったようだ。

 監督就任後の戦績は、21試合でわずか6勝と振るわないキーガンだったが、今夏の効果的な補強で今シーズンのプレミアリーグでダークホース的な存在にもなり得るとの評価も受けていた。それだけに、報道どおりの辞任となれば、チームに大きな爪痕を残しかねない。サポーターから絶大な人気を誇る指揮官は、自身の去就についていかなる決断を下すのだろうか。