チェルシーのMFミヒャエル・バラックが、マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督に反撃した。バラックは、「チェルシーには30代以上の選手ばかりで急成長が望めない」と語ったファーガソン監督に対し、「サッカーは年齢でするものじゃない」と反論した。

 9月に32歳の誕生日を迎えるバラック。35歳のGKカルロ・クディチーニ、そして来月32歳になるFWアンドリー・シェフチェンコに続き、チーム3番目の年長者であるドイツ代表は、ファーガソンの発言を一蹴。ライバルクラブの指揮官が仕掛けた心理戦であるとして、意に介さないと語っている。

「ファーギーのコメントについては、真面目に取り合うつもりはないよ。サッカー選手に年齢は関係ない。基準は良い選手か悪い選手かのどちらかだけ。13歳であっても、31歳であっても、良い選手ならピッチに立てばいいのさ。ファーガソンは、特定の選手のことを言ったわけじゃないと思う。僕のことでもないと思う。ただ、サッカー選手として、31歳はまだまだだ。クロード・マケレレなんて、35歳なのに、昨シーズンは1年中活躍していただろ? この時期には、こういう話題が増えるものさ。駆け引きみたいなものだろ」

 敵将による「年寄りクラブ」のレッテルを一笑に付したバラック。チェルシーで2シーズン目を迎えた昨シーズン、プレミアの舞台にフィットし、チームの中心として活躍したバラックは、新シーズンも“経験豊富”なチームを中盤で支えるはずだ。