【センバツ】沖縄尚学、9年ぶり2度目の優勝! センバツ最終日

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第80回選抜高校野球大会は4日、阪神甲子園球場で、決勝の聖望学園(埼玉)-沖縄尚学(沖縄)が行われた。

【決勝戦】聖望学園(埼玉) 0 - 9 沖縄尚学(沖縄)

試合は1回表に沖縄尚学投手・東浜が聖望打線を3人で抑える上々の立ち上がり。その裏、沖縄尚学は、先頭打者の伊古が3塁打で得点圏に出塁すると、大塚がワイルドピッチ。キャッチャー後逸の間にランナーが生還し、先制点を上げる。
2回にも得点を上げた沖縄尚学は、迎えた3回、3番・西銘が3塁打で出塁したのを皮切りに、打者9人の猛攻で、この回に6本のヒットを放ち4点を上げる。5回には伊古がランナー2人を置いてランニングホームランを放ち、前半終了の時点で9-0と聖望学園を一気に突き放した。
9点を追う展開となった聖望学園は、沖縄尚学投手・東浜から安打を奪い、スコアリングポジションにランナーを進めるも、あと一歩が出ず。9回、聖望学園はランナーを出すが、沖縄尚学の堅守に阻まれ最後まで得点を得ることが出来ず。
沖縄尚学・東浜が聖望学園を完封で抑え、沖縄尚学が9年ぶり2度目の優勝に輝いた。

■沖縄尚学・比嘉監督のコメント
・試合中はどんなコメントを選手にー
 ゲームセットの瞬間まで、勝ちを意識せずに気を緩めるなと選手には言っていた。今はホッとしている。
・試合内容はどうだったかー
 5試合目で一番いい試合が出来た。積極性が存分に出ていたので良かった。
・試合展開についてはー
 (大量得点は)想定していなかった。バッター陣がよく頑張ってくれた。
・99年の選手としての優勝と、今回の監督としての優勝はどうですかー
 本当に恵まれているなと思いました。

※比嘉公也監督…
99年センバツで沖縄県勢初の優勝を成し遂げた左腕エース。
沖縄尚学の監督として就任2年目

■沖縄尚学・東浜投手のコメント
入学当初から監督に憧れて、この日を迎えることが出来て嬉しい。(完封は)気持ちで投げることしか考えていなかった。最後の三振は狙いました。(松坂以来の完封について)自分の力だけじゃなく、ナインの皆に支えられて投げれた。感謝しています。

■沖縄尚学・西銘主将のコメント
東浜が連投で疲れているのは解っていたので、攻撃陣で1点でも多く取る、自分たちらしい野球が出来た。守備に関してはウソの練習をしていないと解った。自信をもってやっていきたい。応援してくれたみんなに感謝したいです。

■聖望学園・岡本監督のコメント
色んな経験が出来ました。(投手の)大塚がいっぱいいっぱいだった。ナインにもそれが伝わって笑顔が無かった。しかし、力以上のモノを出し切れたと思います。

■聖望学園・大塚投手のコメント
決勝戦は楽しかった。疲れもあって、球の力が足りなかった。力不足でした。夏に、この決勝の舞台に、また戻ってきたいです。


■聖望学園 決勝までの結果
2回戦  2 - 0 小松島(徳島)
3回戦  7 - 5 履正社(大阪)
準々決勝 8 - 0 平安(京都)
準決勝  4 - 2 千葉経大付(千葉)

■沖縄尚学 決勝までの結果
2回戦 1 - 0 聖光学院(福島)
3回戦 3 - 1 履正社(大阪)
準々決勝 4 - 2 天理(奈良)
準決勝 4 - 2 東洋大姫路(兵庫)