フランスのリーグ杯準々決勝4試合が16日に行われ、ル・マンがリーグ首位のリヨンを1―0で下す殊勲で4強に勝ち残った。

 唯一のゴールは松井大輔のミドルシュート。フランスのメディアの多くが、「松井の個人技」、「左足の強烈なシュート」がル・マンに勝利をもたらした、という表現で伝えている。

 それ以外は、決勝点をあげたにしてはやや控えめな報道。レキップ紙は「美しいゴール」と讃えたが、松井への評価は10点中6点で上から4番目だった。

 もっとも凝った表現だったのは、フランス通信(AFP)だろうか。「嵐のおそれのため前日から延期されたル・マン対リヨン戦だが、この日の青天の霹靂は日本の松井からやって来た。そのシュートがクペ(リヨンの GK、フランス代表)を欺いた」と簡潔ながら印象的に記している。

 アフリカ・ネーションズ・カップの開催で主力の多くを欠くル・マンだが、リーグ杯の準決勝に駒を進めた。17日の抽選の結果、ル・マンは2月26日、ホームにランスを迎える。準決勝のもう1試合はパリ・サンジェルマン対オセール。決勝は3月29日、スタッド・ド・フランスだ。