先週末のプレミアリーグ第22節でマンチェスター・ユナイテッドを相手に0―6の大敗を喫し、4連敗中のニューカッスル。年明け早々に解任されたアラダイス監督の後任がまだ決まっていないが、候補としてアラン・シアラー、ケビン・キーガン、マーク・ヒューズ、ジェラール・ウリエの各氏に続き、ついにディディエ・デシャン氏の名も挙がることになった。

 フランス・フットボール誌が15日にウェブ版で「デシャン氏は、ニューカッスルの経営陣と話し合うため、数時間内にイングランド入りする予定」と報じた。昨季ユベントスを退団したデシャン氏には、これまでマンチェスター・シティやランスなど多数のクラブから誘いがあったとされるが、監督就任に至っていない。

 なお、これまで地元メディアは、イギリス人3氏よりもフランス人のウリエ氏(フランス代表、リバプール、リヨンなどの監督を歴任)を最有力候補として挙げてきた。しかしウリエ氏は現在、フランス代表のテクニカル・ディレクターに就任しており、その重要な任務を投げ出すとは考えにくい。フランス・フットボール連盟(FFF)のエスカレット会長は、「(訪米中の)ジェラールと電話で話した。“イングランドのクラブが不振に陥ると、必ず私の名前が取り沙汰されるんです”と言っていた。彼が出て行く心配はしていない」と語っている。