2014年ワールドカップ招致に唯一立候補を表明しているブラジルは、今日31日に代表団がチューリッヒのFIFA本部に赴き、正式に書類を提出する。
 ブラジルサッカー連盟のリカルド・テイシェイラ会長率いるブラジル代表団には、作家のパウロ・コエーリョ氏や、1994W杯優勝のスター、ロマーリオらも参加している。
 立候補予定のコロンビアが4月に招致断念を決めたため、ブラジルが唯一の候補国となるが、FIFAはこれまでも、「ブラジルが唯一の候補だとしても、それでブラジルが2014年W杯開催権をただちに得るとは限らない」と話している。
 ブラジルはまた、ドイツやメキシコの例にならって、2016年オリンピックをリオデジャネイロで開催したいと望んでいる。ドイツは1972年にオリンピック、1974年にW杯、メキシコは1968年にオリンピック、1970年にW杯を開催している。
 しかし、欧州IOCの委員の一人は、リオがオリンピック招致に成功するとは思わないと話し、「IOCの委員は、主要大会のあとでオリンピックを開催するという、オリンピックがデザートのような扱いをされるのを好まない」と説明した。