二千花
 「アニマトリックス」「鉄コン筋クリート」など数々の名作を生み出し続けるスタジオ4℃の名の下に、ジャパニーズ・アニメーションで考えうる最強の才能たちが集結し、作り上げた前代未聞のオムニバス・ムービー「Genius Party」(ジーニアス・パーティ)。7月7日より全国順次公開となる同作品の主題歌を、2007年2月にシングル「エーデルワイス」でデビューを飾った二千花(にちか)が手掛けることになった。

 二千花は、日本人離れしたスケールの大きさを感じさせる歌声をもつ宮本一粋(みやもと・いっすい/ヴォーカル)と、心の琴線に触れる流麗なメロディーとどこかノスタルジーをおぼえるアレンジが魅力の野村陽一郎(のむら・よういちろう/ギター、キーボード、トラックメーカー)からなる2人組。映画と同タイトルの主題歌「Genius Party」は、二千花2作目のシングルとして7月4日に発表される。

 映画「Genius Party」は早くもシリーズ化が決定しており、第2弾は2008年に公開予定。第1弾は、福島敦子「GENIUS PARTY」、河森正治「上海大竜」、木村真二「デスティック・フォー」、福山庸治「ドアチャイム」、二村秀樹「LIMIT CYCLE」、湯浅政明「夢みるキカイ」、渡辺信一郎「BABY BLUE」の7作品となる。

 アニメーションに新たな生命を吹き込む声優キャストでは、第57回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥と、第79回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされて話題となった菊地凛子の初共演が実現。その他にも、山口智充・矢部太郎(カラテカ)、栩原楽人・小倉久寛、三上博史といった豪華な顔ぶれを揃える。

 同作品は、2008年2月に米ケネディセンターで行われる「ジャパン・フェスティバル」で日本文化の代表としてワールドプレミア上映が決定している。

二千花 - アーティスト情報
Genius Party<ジーニアス・パーティ>

STUDIO 4℃

■関連記事
インタビュー:二千花「デジタルな所のアナログ」(2007年07月05日)
ASIAN KUNG-FU GENERATION、「鉄コン筋クリート」主題歌を担当(2006年08月14日)