フランス代表のレイモン・ドメネク監督が29日夜、レキップ紙の系列局「レキップTV」の番組に出演した。

 ユーロ2008予選の次戦(3月24日、対リトアニア戦)まであと2カ月というところで、チュラム、ギャラス、ブームソンとディフェンスにケガ人が続出しているフランス代表。ドメネク監督は、2月7日に控えたアルゼンチンとの親善試合で、新しい選手を試す考えを示した。

 初の代表入りが期待されるリールの大型MF、マチュー・ボドメール(今季リーグ・アン21試合で8得点)については、「選手はたくさんいる」と明言を避けた。

 ドメネク監督はイグアイン(レアル・マドリー)を代表に招く説得に失敗したばかりだが、「彼はアルゼンチンで育ち、フランス語も話さない。(アルゼンチン代表を選択したこと)は理解できる」と語りつつも、「結局レアルと契約するためにフランス国籍を使ったということ。もうちょっと遠慮があってもよかったが」と皮肉まじりに付け加えた。

 皮肉といえば、前日のサンプドリア戦で、またしても頭突きを受けたマテラッツィ(インテル)については、「あの青年はすぐに倒れる才能があるね。どこかに弱さがあるのかな」と出演者を笑わせた。