バルサFWメッシ【写真:AP】

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壮絶な大逆転負けを喫したバルセロナ 少年がメッシに送ったジェスチャーに注目

 バルセロナは現地時間7日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でリバプールと対戦し、0-4と大敗。

 2戦合計スコア3-4で壮絶な大逆転負けを喫した。試合直後、不発に終わったバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに対し、リバプールのボールボーイが侮辱的ジェスチャーを見せたことが話題を呼んでいる。

 1日に行われた本拠地カンプ・ノウでの第1戦を3-0と大勝を収めたバルセロナは、4日のリーガ・エスパニョーラ第36節セルタ戦(0-2)では、主力11人全員を先発から外す温存策を敢行。メッシを筆頭としたベストメンバーが万全な状態で敵地アンフィールドでの第2戦を迎えた。しかし、バルセロナが圧倒的優勢と見られていた試合は予想外のシナリオを描くことになる。

 前半7分にベルギー代表FWディボック・オリギに先制点を与えてしまうと、後半9分、11分にオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムに立て続けにゴールを奪われ、合計スコアで並ばれてしまう。そして同34分、CKから再びオリギに一撃を浴びせられ、エジプト代表FWモハメド・サラーとブラジル代表FWロベルト・フィルミーノら主力を欠いた手負いのリバプールを相手にまさかの大逆転負けを喫することになった。  

 第1戦では2ゴールを決めたメッシだが、第2戦ではリバプールの強固な守備網に苦しみ不発に終わった。試合直後、メッシが呆然としながらピッチを歩いていると、ボールボーイが勢いよくメッシの横を走っていた。メッシが顔を向けると、ボールボーイは指を2本立てた“裏ピース”を送り付け、そのまま駆け抜けていった。

海外メディアも注目 「歴代最高の選手が少年に煽られた」

 イングランドでは“裏ピース”は最大の侮辱行為と見なされているが、このワンシーンに海外メディアも注目している。

 英メディア「スポーツ・バイブル」は「傷口に塩をすり込むように、歴代最高の選手が少年に“2本指”で煽られた」と取り上げると、英紙「デイリー・メール」は「ボールボーイが違反的なピッチへの侵入をしてまでメッシの顔に2本指を叩きつけた」と綴るも「メッシ本人は平然とした表情を浮かべているように見え、そのまま真っ直ぐ歩きロッカールームへと思った」と伝えている。

 スペイン紙「マルカ」も「リバプールのボールボーイがメッシの顔面に侮辱的ジェスチャーを送りつけた」と見出しを打って報じ、ほぼ手中に収めていたはずの決勝進出を取りこぼし絶望に打ちひしがれるメッシに対し、ボールボーイが見せた振る舞いでは世界でも反響を呼んでいた。(Football ZONE web編集部)