取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

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自身も高校時代に160キロ「母校も応援したいけど」…「甲子園で見たい」

 エンゼルス大谷翔平投手が10日(日本時間11日)、大船渡高の佐々木朗希投手がU18ワールドカップ日本代表候補の国際大会対策研修合宿で163キロをマークしたことについて初めて言及。「凄いなと思います」と率直な感想を明かした。

 昨年10月に右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた大谷は現在、打者としての復帰に向けてリハビリ中。この日、ブルワーズ戦の試合前に取材に応じ、佐々木について聞かれると、「ヤフーニュースでしか見てないですけど、すごいなと思います。岩手県の高校なので、公立高校ですけど、甲子園で是非見てみたいなというか、母校(花巻東)も応援したいですけど(笑)。お互い頑張ってほしいなと思います」と笑顔で話した。

 佐々木は実戦形式の練習で衝撃の163キロをマーク。花巻東高時代に大谷が記録した160キロを上回った。大谷は日本ハム時代に日本最速の165キロをマークしている。

 大谷はまだ「映像は見ていない」という。ただ、日本でビッグニュースになっただけに、自然と目に飛び込んできたようで「素晴らしいことじゃないかなと思います。楽しみじゃないですか。それだけレベルが高い選手がどんどん出てくるというのはもちろん素晴らしいことですし」と話した。

 同じ岩手からまたしても剛腕が出てきた理由については「どうなんですかね……」と大谷。ただ、同郷の投手として佐々木の今後に大谷も注目していくことになりそうだ。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)