池江璃花子(写真:Getty Images)

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12日、競泳・池江璃花子が自身の白血病をSNSで告白。水泳連盟の会見では「早期発見」と伝えられ、池江本人も「治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたい」と気丈に綴っているものの、東京五輪を控えた池江の落胆ははかり知れない。

すると13日、日本テレビ「スッキリ」では、2000年に白血病を患った女優・吉井怜(36)がVTRで出演。池江の告白についてコメントした。

池江と同じ18歳で白血病と診断された当時の吉井は、芸能活動を休止し、入退院を繰り返しながら治療を続けた。
「抗がん剤治療を目安は1ヶ月に1回。抗がん剤の点滴をうって1週間くらい薬が効いて、体調が悪い時があって、2〜3週間かけて体の血液検査をして数値が上がってきたら次の治療に入れるっていうのを4回やりますって言われた」
自身の治療をこう説明した吉井。入院から約1年経った2001年7月に母からの骨髄移植を決断し、診断からおおよそ1年2ヶ月で退院に至ったという。

さらに入院当時を振り返って「環境としては無菌室だったので、(治療には)とてもいい環境だった」とした吉井だったが、「(無菌室で)家族と肌で触れられない時とか、次の治療に入る前に体が元気なので普通にご飯を食べてこんな元気じゃんって思って。でも外に出られない。気分的に追い詰められた時はありましたね。飛んでる外の窓から見えた鳥が羨ましいって思ったこともあった」などと明かした。

また、かつて白血病が「不治の病」と言われていたことについても、「言葉の重みが表現できないくらいドスンときた」という吉井だったが、当時の担当医から「今は治る病気」と言われ、「本当に心強くて希望が一瞬で大きく変わりました」とも。

今回病気を公表した池江については、「混乱している状況の中、ちゃんと告白して前向きに治療に専念するっておっしゃった、その本当にはかり知れない勇気。きっといい方向にいくと信じている」と語った吉井は、「ただ頑張り過ぎずに弱音も吐きながら、ちゃんと大切な人達に甘えながら治療に向かってほしい」と自身の経験を踏まえ、エールを送った。