年始の恒例行事となっており、ブンデスリーガの年次総会。出席したドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督も、これから後半戦におけるリーグ戦での熱いタイトル争いを予想している。

 「前半戦が終了してドルトムントが勝ち点6をつけて、面白い展開となっている。最近と比較してもっともいい状態にあると思うね。早い段階でバイエルンに大差をつけたんだ。タイトル争いは激しいものになると思う、最近の残留争いのように」

 ポイントとなるのは、果たしてドルトムントはこれからも首位に君臨し続けるのか、それともバイエルンが7連覇を達成することになるのか、だ。「バイエルンには大きなクオリティがあるし、もちろんその可能性はある。挑戦状を叩きつけているし、全力で打ち込んでいくことだろう。面白くなると思うね」とレーヴ監督。

 確かに今冬ではバイエルンからそういった様子が連日のごとく伝えられており、勝ち点差が6あろうとも、バイエルンにはまったく諦めの雰囲気はみられていない。 「ドルトムントは非常に若い。ベテラン選手もいるし、経験豊富な素晴らしい監督の下で良いパフォーマンスをみせている」

 そう語ったレーヴ監督だが、ただリーグ優勝のためにはシーズンを通してコンスタントに戦っていかなくてはならないものだし、それをドルトムントはここまでみせているわけだが、だが勝ち点差6というのは決して届かない距離だとも思わない」と言葉を続けた。

白熱したリーグ戦、そして再起をかけるドイツ代表。それこそがこの2019年に、人々から期待されていることである。「結果からみて2018年度ではW杯やCLも含めて、まったく成果を得られない年となった」と指揮官。「今年はまた以前のように戻していかないといけない。どの試合でも納得のプレーをみせていき、予選ではしっかりとした戦いをしていきたい。昨年とは違った姿をお見せしたいよ」と意気込みをみせている。