ブリトニー・スピアーズ『...Baby One More Time』のCDカバー(画像は『Britney Spears 2019年1月12日付Instagram「Can you believe that this album was released 20 years ago today??!!」』のスクリーンショット)

写真拡大

ブリトニー・スピアーズが1999年にデビューアルバム『...Baby One More Time』を発売してから20年を迎えた。今月4日に家族の健康上の理由から活動休止を発表したブリトニーだが、このほど公式インスタグラムを通じてこれまでの20年間を振り返り、ファンへ感謝のメッセージを送った。

ブリトニー・スピアーズはデビューアルバム『...Baby One More Time』を1999年1月12日にリリースした。アルバムタイトルにもなっている『...Baby One More Time』に加え、『(You Drive Me)Crazy』など、日本でも有名なシングル5曲を含んだこのアルバムは累計3200万枚を売り上げた。同アルバムはブリトニーにとって爆発的なヒット作になったとともに、それまで比較的無名なシンガーであったブリトニーを一気にスターダムに押し上げた。

今年の1月4日に、ブリトニーは父ジェイミーさん(66)の健康上の理由から無期限で活動休止することを発表。今年2月から予定されていたラスベガスでのショー『Domination』も中止となった。しかし、よほど思い入れのあるアルバムなのだろう。活動休止中にもかかわらず、『...Baby One More Time』の発売20周年にあたり、公式インスタグラムを通じて感情的なメッセージを投稿した。

「20年前にこのアルバムが作られたなんて信じられる?! 私は信じられない。これまでの歌手生活は、浮き沈みの激しい人生をかけた旅だったわ。でも一秒一秒に感謝してる。ファンのみんなに出会えたことが最高の経験で、全てに価値があったって思わせてくれるわ。20年前から今日までずっと応援ありがとう。感謝しています。」

ブリトニー自身にとってもデビューアルバム発売20周年のこの日が、これまでの歌手人生を振り返る大切な節目となったようだ。

ブリトニー・スピアーズは昨年8月、英紙『ガーディアン』でのインタビューで「この曲は10代の子がみんな経験するストレスについて歌っているの。素晴らしい曲だと思うし大好きだった。でもどのように曲が受けとめられるかなんて分からないでしょ」と告白している。実は『...Baby One More Time』は、かつて一世を風靡した米女性R&Bグループ「TLC」に向けて作られたが、歌詞の“hit me”の部分をメンバーが暴力的と捉え却下したことから、ブリトニーへと譲られた曲なのだ。誰もが必ずしも売れるとは確信していなかったこの曲でポップスターへの道を歩み始めたブリトニーは、これまでの歌手人生を「本当に早かった。とても楽しくて、クレイジーだったわ。ちゃんと思い出せないぐらいよ」と同紙に語っていた。

無期限の活動休止中にもかかわらず、今回のような感謝の想い溢れる投稿がある限り、ファンは忍耐強くブリトニー・スピアーズの復帰を待ち続けることだろう。

画像は『Britney Spears 2019年1月12日付Instagram「Can you believe that this album was released 20 years ago today??!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ミカ・シスラー)