コートの下にウォッカで作ったベストが!(画像は『English Russia 2018年3月21日付Twitter「Man tried to smuggle 24 packages of.. vodka from China to Russia, made special vodka vest, got caught on the customs because looked too fat and nervous」』のスクリーンショット)

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日本では海外から帰国する際に酒類は760ミリリットルのボトル3本までが免税範囲になっているが、このほどロシアへ入国しようとした男が免税枠を超えるほどの大量のウォッカを隠し持っていたことで身柄を拘束された。税関の目を欺こうとした男だが、その型破りな方法が話題になっている。『Metro』『English Russia』などが伝えた。

ロシア東南部ザバイカリエ地方の国境で、入国の際に税関当局へ虚偽の申告をした男が身柄を拘束された。男は12リットルのウォッカを中国からロシアへ持ち込もうとしたのだが、今のロシアでは入国時の酒類の免税枠は3リットルまでとなっている。

しかし、どうしても酒税を払いたくなかった男はコートの下にウォッカを隠し持って行くことを思いついた。24枚のビニールパックにウォッカを入れて、それを粘着テープで全てつなぎ合わせてベストの形に仕上げた。そして‟ウォッカベスト”を着用した上にコートを羽織った。

斬新な方法ではあったが、後に男はそれが最良のアイデアではなかったことに気付かされることとなる。税関当局は申告時に男が挙動不審だったことと、太って見える外見に疑念を抱いた。そして詳しく調べたところ、男のコートの下から大量のウォッカが見つかったのである。

『Metro』によるとこの男は中国人で、大量のウォッカはロシアにいる兄弟の誕生日と結婚式のために中国から持ち込んだと話している。男はこの方法でうまく税関を通過し、入国できると確信していたそうだ。

このニュースを知ったネットユーザーからは「ウォッカが有名なロシアに、なぜウォッカを密輸? 北極に雪を密輸するようなものじゃない?」「そんな危険を冒してまで持っていくほど大事なものなのか」という声や、「挙動不審で太っていたら捕まるなんて、僕はロシアに行けないかも」といったユニークな意見もあがっている。

ちなみに日本では現在、免税枠を超えるウォッカに対する税率は1リットルにつき400円である。仮に超えた分が10リットルだとしても4,000円だが、数千円のために虚偽の申請をして密輸の疑いをかけられるのは賢明とは言えないだろう。

画像は『English Russia 2018年3月21日付Twitter「Man tried to smuggle 24 packages of.. vodka from China to Russia, made special vodka vest, got caught on the customs because looked too fat and nervous」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)