SP首位発進の羽生結弦【写真:Getty Images】

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118日ぶりに舞った王者、111.68点で66年ぶりの連覇へ首位発進

 平昌五輪は16日、フィギュアスケート男子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、66年ぶりの五輪連覇を目指すソチ五輪金メダリスト・羽生結弦(ANA)は25番目に登場し、111.68点をマーク。昨年11月の右足首故障から復帰初戦となった大一番で完璧な演技を披露し、首位発進となった。118日ぶりの復活劇に世界のファンが感動。「言葉にならない」「何て芸術家なんだ」と称賛の嵐が巻き起こっている。

 誰もが待ち望んだ瞬間だった。昨年11月のNHK杯公式練習中に故障した羽生は江陵アイスアリーナで威厳を見せつけた。観衆が息を飲む中、冒頭の4回転サルコーを華麗に成功させると、もう止まらない。トリプルアクセル、4回転―3回転の連続ジャンプも決め、完璧なフィニッシュ。スタンドから歓声が巻き起こり、くまのプーさんのぬいぐるみもスタンドから降り注いだ。

 キスアンドクライで笑顔を浮かべた羽生。スコアは圧巻の111.68点。66年ぶりの連覇へ、完璧な首位発進となった。待ちに待った王者の凱旋に世界のファンも大興奮。ツイッターのトレンドには「Yuzuru Hanyu」の文字が。完璧な凱旋を果たした王者を称賛する声で溢れ返った。

ファン大興奮「キング・オブ・アイス」「体の芯から震えた」「本当に泣いてしまった」

「なんてことだ、ユヅル・ハニュウ」

「キング・オブ・アイス」

「アメージング、完璧、言葉にならないよ」

「体の芯から震えた。これはアメージングすぎる」

「クリーンな着地を決めた時に起こる、観衆の死んだような沈黙から絶叫。これを比べられるものはなにもない。何て芸術家なんだ」

「なんてことなの、ユヅル・ハニュウがまたやってくれた。誇りに思いすぎて、本当に泣いてしまった」

「全員を打ち破ってしまった。この凄まじい才能。彼はすべてにふさわしい」

 66年ぶりの五輪連覇の偉業を目指す羽生は、王者のオーラとともに華麗な復活を見せつけた。(THE ANSWER編集部)