最もタフな装甲車まとめ 防弾はもちろん地雷やIEDにも耐えうる 後編
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BMW760LI ハイセキュリティ
F02型BMW7シリーズ・ロングをベースに、防弾・装甲車輌製作会社のCJLエグゼグが手掛けたハイセキュリティ。補強された鋼板とガラスは、7.62mm弾に耐えるほか、自己修復式燃料タンクや、車内への酸素供給装置も備える。
BMW760LI ハイセキュリティ
厳重な補強により、車輛重量は4トンジャストまで増加しているが、0-100km/h加速は7.5秒。1日単位でのレンタルも可能で、費用はドライバーとバックアップ車輛の4WD込みで2500ポンドだ。
フォース・プロテクション・フォックスハウンド
戦場におけるスナッチ・ランドローバーの役割を引き継いだのが、3.2ℓで6人乗りのフォックスハウンドだ。英国陸軍はIED対策を早急に講じる必要に迫られ、コンセプト立ち上げからプロトタイプ製作まで18か月という急ピッチで製作された。現在の生産台数はおよそ400台だ。
フォース・プロテクション・フォックスハウンド
最高速度は109km/hほどだが、注目すべきは他にある。30分でエンジンを換装でき、タイヤを1輪失っても走行可能なのだ。
オヴィック・クロスウェイ
無骨なSUVといった風情だが、これもれっきとした装甲車。英国のオヴィック社が専用設計の自社製シャシーを用いて製作するクロスウェイは、7.62mm弾に対応する防弾仕様。後輪駆動ベースのオンデマンド4WDで、エンジンは200psの3.2ℓターボディーゼルのほか5.0ℓV8も選択可能だ。
オヴィック・クロスウェイ
オヴィックのホームページを見ると、六輪仕様も用意されているほか、ジープのようなオープンボディも製作可能らしい。2014年に英国の警察向けに納入されてデビューを飾った。絶対安全なSUVがほしいというなら、11万4000ポンドほどで購入可能だ。
フォース・プロテクション・マスティフ
アメリカ海兵隊が採用するクーガー装甲車の6WD仕様に、英国NPエアロスペース社が電子装備や追加装甲を組み込んだ。乗員数は10名。キャタピラー社製ディーゼルエンジンを積み、最高速度は90km/h。
フォース・プロテクション・マスティフ
追加装甲で車体の姿が判然としないマスティフだが、明らかになっている情報もある。英国陸軍の採用数は500台以上で、最近納入されたものは、1台当たり73万ポンドだという。