レインボーフラッグを掲げる同性婚の支持者ら(2017年9月23日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】独裁的な体制が続く中央アジアのタジキスタンで17日、政府が同性愛者とされる市民367人のリストを作成したと発表した。「性感染症のまん延」を防止するため検査を実施することを示唆している。同国ではエモマリ・ラフモン(Emomali Rahmon)大統領が四半世紀近くにわたり政権を握っている。

 これは検察当局の機関紙が明らかにしたもので、同紙によるとLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)コミュニティーへの調査により、「ゲイとレズビアン」の市民の一覧がまとめられたという。

 タジキスタンは人口およそ850万人のほとんどをイスラム教徒が占めており、国内の人権活動家らはこれまでLGBTに対する差別について懸念を示していた。

 機関紙によると、昨年つくられた作業部会がゲイ319人とレズビアン48人を確認したという。検査について詳しく触れられていないものの、ゲイとレズビアンの人たちは「社会で攻撃されやすいため、安全、そして性感染症の防止のために一覧に掲載」されたという。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた警察筋によると、ゲイコミュニティーのメンバーは「性感染症にかかるリスクが高い」ため、「厳格な診療記録」の提出が求められているという。
【翻訳編集】AFPBB News