土曜午後に行われるシャルケ戦を前にひらかれたプレスカンンファレンスにて、パル・ダルダイ監督は「ぜひ勝利をおさめて、その後は自宅のテラスでゆっくりと勝利を噛み締めたいものだ」とコメント。「ただ難しいタスクであり、まさに戦いという試合になることだろうけどね。次の試合が重要というのは決まり文句だが、しかし今回は本当の意味で重要な試合となるよ」との見方を強調した。

「我々の背後には、ずっと大きなネームバリューをもったチームたちが控えている。これからの戦いは、これまでの流れをどこまでつづけていけるのかという試練の場でもあるよ。もっと一貫性をもって勝利への意欲を示して戦わないと。そして得点をきめてリードを奪うということだ。前にむかって、ダイナミックなプレーを披露したいね。そのためには力を出し尽くすということ。この試合で勝利できれば、いい形でスタートを切ることができるんだ」

なおここまでは勝ち点9を稼いで10位につけているところだが、「数字的にはいいものがあるとは思う。ただあと数点はプラスできたという思いはあるが、それはこれから取り戻していくことも可能だよ。」と述べ、今回対戦するドメニコ・テデスコ監督のことは「直接の知り合いではないが、しかしいい話は耳にしている。あのハイデル氏が自身をもって決断したのだし、年齢は関係ないだろう」と語っている。

また今回の代表戦期間では、オーストラリア代表マテュー・レッキーが「かなり長い時間プレーした上に、長距離移動あけ」のため先発から外れる可能性があり、その一方で古巣での負傷から回復を果たしてオーストリア代表への参加も果たしたヴァレンティーノ・ラザロには先発起用の可能性もあるだろう。また同じく加入前の負傷で離脱が続いているダヴィー・ゼルケについても、指揮官は「メンバー入りさせる。ジョーカーとして助けになってくれるだろう」と期待感を示した。