<トップ杯東海クラシック 事前情報◇27日◇三好カントリー倶楽部西コース (7,325ヤード・パー72)>
先週の「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」で涙のツアー3勝目を飾った片岡大育。この日開催されたプロアマ戦終了後に練習場へ行くと、ツアー仲間から次々と祝福を受けた。中には、「泣きすぎやで。勝っても泣いて、負けても泣いてたら、泣き虫大ちゃんって言われるで」というきついひと言もあったが、しっかりと笑顔で受け流していた。
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実は、今週の「トップ杯東海クラシック」では2週連続優勝だけでなく、大会2連覇もかかっている。どちらも片岡自身、達成したことがないだけに意欲満々かと思いきや、その胸中はかなり複雑だ。「達成したい気持ちはもちろんあります。ただ、そのことばかりを考えても空回りしてしまうので、予選通過をまず目指したいですね」
いくら今季初優勝を飾ったとはいえ、それまでの成績は納得のいくものではなかっただけに、まだ自分を信じきれない部分もあるのだろう。ただ、ショット、パットが確実によくなってきた兆しは感じている。ショットに関しては、先週の水曜日に思い切ってボールの位置を以前よりも内側にしたことで方向性が一気によくなった。パッティングもオープンスタンスからクローズドスタンスに変えたことでボールの回転が良くなり始めたという。「最終日の前半はショットが左右にブレ、縦の距離感も合っていませんでしたが、後半から距離感と方向性がイメージに近いものになり、いい状態で今大会を迎えることができたと思います」と片岡。
開催コースの三好カントリー倶楽部はわずかなミスがボギーにつながるが、ショットの調子さえよければ上位にいけるチャンスは十分にあるという。予選の2日間は片山晋呉、池田勇太という賞金王経験者との組み合わせだが、海外進出を含めて、さらなる上を目指すためにも負けていられない。
文・山西英希
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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