ワンチャンワンドキ!最新 JK用語でJKな1日を再現してみた
日々新しい言葉や遊びを作り出す女子高生。イマドキのJKは、どんな1日を送っているのだろうか?JKにヒアリングし、最新JK用語で1日を再現した3分動画が公開された。出演しているのもリアルな女子高生だ。

【YouTube】ワンチャンワンドキ!JK用語でJKの1日を再現してみた

動画では38個のJK用語と、LINEの使い方などのトレンドが紹介されている。JKじゃなくても使えるテクニックや裏技など、参考になるものも多いのでこの記事ではより詳しく解説してみたい。

JK用語「マ!?」


意味:本当に?
解説:マジ!?を略して「マ」と言う。JK用語は一文字に略すことが多い。スマートフォンで文字を打つときに楽だからという。ちなみに「そマ!?」だと「それは本当?」という意味になる。動画では、ヒロイン(金沢友花)が同級生のりょうま(西銘駿)からキスされそうになって思わず「マ!?」と叫ぶ。

「マジ卍!」(読み方:まじまんじ)


意味:信じられない!
「卍(マンジ)」はあらゆる場面で使われる。JKいわく「卍は何に使ってもオールオッケー」。元々は「マジ?」の変化から生まれたようで、特に意味はなく、テンションが高い感情を伝えるらしい。

「卍卍」(まんじまんじ)

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意味:イェーイ
卍はダンスにもよく使われる。スマホで撮影して友だちに動画を送ることも多い。ちなみに「卍の意味はなんですか?」「なんで卍を2回繰り返すんですか?」としつこくJKに聞いていたら、「意味なんてないよ、あるのは感情」と怒られた。

「卍からの卍」(まんじからのまんじ)


意味:イェーイからのウェーイ
卍ダンスのバリエーションの一つ。卍ダンスは日々生まれ、進化している。そしてやはりそこに深い意味はなく、感情があるのみだ。




こういうバージョンもあるらしい。まさに青春の1コマである。「こんな高校生活をおくりたかった」と、少し寂しく感じるのは私だけだろうか。マジ卍、である。卍の使い方が合っているのかどうかはわからない。

「イミフ」


意味:意味不明
意味不明の略語。批判的な意味でもJK用語だと冗談のように表現できる。動画では、りょうまが送ってきた解読不明なLINEメッセージへの返信として使われている。元々はネットスラングとして使われていた言葉だが、今ではJKも抵抗なく使っているようだ。

「今どこなう?」


意味:「今どこですか?」
「〜なう」は英語の「now(今)」なので、「今どこ今?」と反復して強調している。JKは繰り返しをよく使うが、その場合にはこのように表現をずらすセンスが問われる。

「り」


意味:了解
「りょうかい」は「りょ」「りょりょ」「りー」など多様化が進んでいる。その中でも最も短い時間で入力できると流行したのが「り」だ。サラリーマンならアポイントメールの返信に「承知しました。それでは〇時に××駅の改札の前でお待ちしております」などと送るべき所が、JKなら「り」の一言で済むのだ。JKの方が時間の使い方が上手いのかもしれない。

「非表示」(ひひょうじ)


意味:未読無視
「未読スルー」「未読ブッチ」とも言う。「未読マン(未読無視する人)」という名詞もある。動画では、なかなか既読がつかないりょうまへのつっこみとして使われている。類義語は「既読スルー(読んだけど無視)」。それを省略した「KS」も使われる。ちなみに私が好きな女性に送るLINEも基本的にはKSである。

「ボーン」


意味:挨拶
「おはよう」「こんにちは」の意味だそうだ。JKに「なぜボーンなの?」と聞いたら「イタリア語の挨拶、Buon giorno(ボンジョルノ)が語源だよ」と言っていたけど恐らくノリで言っているのではないか。

「オメタン!」


意味:誕生日おめでとう
「誕生日おめでとう」が省略されて「誕おめ」となり、前後入れ替えて「おめ誕(オメタン)」になった。語呂がよければ言葉の順番はどうでもいいのがJK流だ。

「BFF」(びーえふえふ)


意味:Best Friend Forever(ずっと親友だよ)
一昔前は「ズッ友」が主流だったが、現在はスタイリッシュに「BFF」と表す。動画では誕生日のサプライズとしてBFFと書かれたケーキが登場するが、こっそりお菓子や朝食を用意して驚かせるのがJKの間で流行っている。朝食の場合は「朝食サプライズ」というらしい。何故か省略されずにそのままである。

「テンアゲ」


意味:テンション上がる
一昔前は「アゲポヨ」が多用されたが、今ではダサいそうだ。JK用語の流行り廃りは異常に早い。ただ、プレゼントを「アゲる」ときは語呂が良いのでたまに「これ、あげぽよ〜!」などと使われるという。

「スタレン」


意味:LINEのスタンプを連打する
お祝いや遊びのシーンでよく使われる。何十件ものスタンプを連打するのだ。

「スタ爆」(すたばく)


意味:スタンプ爆発
行為としてはスタンプ連打と同じだが、より激しい場合に使われる。「スタンプ爆撃」と言うこともある。

「なしよりのあり」


意味:無くはない
良いわけではないけど、許容範囲だという時に使われる。動画では、「この芸人どう思う?」に対するコメントとして登場。



一方、「ありよりのあり」は「とってもあり」という意味。そのまま「あり」と言えばいいじゃないかと思うかもしれないが、それじゃあつまらない。芸人にかけて「ありよし」と言う場合もある。



さらに「ありよりのなし」は「ありそうだけど、やっぱり無し」で、「なしよりのなし」は絶対無し。それにしても、「あり」か「なし」かという会話でここまで膨らませて楽しむのはすごい。頭が混乱しそうである。

「よき?」


意味:良いの?イイの?
対義語の「のき?」は「ダメなの?」という意味で、のきの「の」は否定の「NO」から来ている。英語と日本語が混ざりすぎている。

「ウマタン」


意味:美味しい
「うまい」と「〜たん」という語尾のセット。もともと「〜たん」はつらい事を表現する「ツラタン」から注目を浴び始め、ありとあらゆる動詞に「たん」がつくようになった。「ゲロうま(とても美味しい)」と言うこともあり、この場合は最初にゲロだと評価を下げておいて褒めるというギャップで美味しさを強調している。

「好きピ」(すきぴ)


意味:好きな人
類義語で「カレピ(恋人)」「カレピッピ(友達以上、恋人未満)」がある。動画では、好きな人(同級生のりょうま)を指す言葉として使われている。二人はまだ付き合ってないのだ。

「ぴえーん」


意味:泣ける
゚(゚´д`゚)゚。ピエーン、 (ノω≦。)ピエーン などの「泣き」系の顔文字から派生したようだ。単に「えーん」と泣くよりキュートなのでJKの心をつかんだ。声だけで言うとぶりっ子だと思われる恐れがあるため、LINEのメッセージ上で使われたり、次のようにフリつきで使われるそうだ。



「トプ画が病んでる」(とぷががやんでる)


意味:プロフィール画像が真っ黒になっている。
「トプ画」はトップ画像の略で、「プロフ画」とも言い、背景のホーム画像を含む場合もある。JKは頻繁にこの画像を変更し、その時の感情を表現する。「病んでる(落ち込んでいる)」時に真っ黒にするJKを見かける事もあるという。

病んでるの同義語では「(気分が)落ちてる」、類義語では「カマチョアピール(かまってほしい)」がある。

「ヒマデンできるひと」


意味:暇な人は、LINE通話しよう
JKにとって電話とはLINE通話のことであり、「ヒマデン」とは「暇だから友だちとするLINE通話」の意味だ。LINEグループや友だち限定のLINEタイムラインで「ヒマデンできるひと〜!」と呼びかけることも多いという。

「ワンドキ」


意味:相手からLINE通話される裏技
JKで流行っている遊びで、LINEのプロフィールテキストに、空白を含めて次の四行を入れる。

まずは下の∨をタッチ


次に下の∧を2回連続タッチ


※タッチはタップでも良い

友だちがプロフィールを見て指示に従うと「下の∧」の位置にLINE通話のボタンがあるため、LINE通話がかかってしまう。大抵の人は驚いてワン切りするが、それがきっかけとなって久しぶりに話すことも多い。

試しにやってみたら誰でも本当にかかってくるので、JKじゃなくても大丈夫だ。

この遊びに名前はまだ付いていないが、JKにヒアリングすると「ワンドキ」が良いという。ワン切りして、お互いにドキッとするからだそうだ。

「ワンチャン」


意味:チャンスがある
ワンチャンは「One Chance」の略で、「もしかしたら〜」という意味で気軽に利用されている。JK用語の認知度調査※1でもワンチャンは約8割の女子高生が知っていた。



「NHK」(えぬえいちけー)


意味:(N)二の腕(H)引っ張って(K)キス
二の腕をつかみ振り返らせてキスをするという胸キュンシチュエーション。
ただしイケメンに限る。

「デコ読み」(でこよみ)


意味:デコ文字だけ読む
LINEのデコ文字だけ読むとメッセージが浮かび上がる暗号文のこと。動画では、冒頭にりょうまからきた解読不明なLINEメッセージをデコ読みすると、愛の告白が隠れていたことが判明する。こちらもJKに命名してもらった。

「アモーレ」


意味:愛してる
イタリア語で、「愛する人」を意味する言葉。恋人だけでなく、親友などにも使う。動画では、最後にりょうまから「アモーレ」と告白を受け、ハッピーエンドとなっている。改めてこんな高校生活をおくりたかった。


動画で紹介するJK用語は以上だが、動画制作のために行った調査ではこの2倍のJK用語が聞けた。

雪国では同じ「雪」でも様々な名前があるというが、JKは感情に段階をつけてネーミングしている。例えば「怒っている」を「おこ」と表現し、怒りの度合で次のように変化する。他にも檄オコぷんぷん丸、ムカ着火インフェルノなど、怒りにも6段階あるという。



動画でも紹介されているが、JKはLINEについて様々なネーミングをしており、チャットの種類に対応したJK用語もある。

・個チャ  = 1:1の個人チャット
・グルチャ = グループチャット
・強制グル =(グループを作らない)複数人会話。参加に拒否権がないため。

調査※1によると女子高生の4人に1人は、LINEで1日に10名以上と50通以上もトークしている。そりゃLINEの使い方が進化するわけだ。





毎日、新しい言葉が生まれている。

普段なにげなく使っているLINEも、JKたちを参考にすれば、ドキっとすることが増えるかもしれない。ぜひ3分動画を見てみてほしい。

【YouTube】ワンチャンワンドキ!JK用語でJKの1日を再現してみた


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提供:全力コラボニュース(livedoor×LINE)
※出演:金沢友花、白鳥羽純、鮫島彩華、西銘駿 映像制作:日テレ アックスオン 構成:谷口マサト 監修:LINE

※1: LINE公式アカウント「LINEチーム」 Research Platformを利用した、スマートフォンによるモバイルアンケート。調査対象:全国女子高校生の「LINE」ユーザー 最終有効回答数:1,384サンプル 調査期間:2017年7月8日〜9日