いくらアラームが鳴っていても、起きられないときってありますよね。寝る時間が遅かったり、雨が降っていたりするときは、とくに最悪。ついつい、「会社休んじゃおうかな」なんて思うことも……。目覚めが悪い人は、時計やスマートフォンのアラームを使ってもダメ。簡単に止められるものではなく、もっと完全に起こしてくれるものじゃないと睡眠習慣は絶対に変わりません。

 

そんな人には、海外のクラウドファンディングサイトで注目を集めているユニークなプロダクトがピッタリ。なんと、足元から強制的に起こしてくれるアラームなのです! これあれば、嫌でも目覚められるようになるはず。

 

立たないと止まらない目覚まし靴下「Slock」

「Kickstarter」で発表されたアラーム靴下「Slock」のコンセプトは、実にシンプル。靴下の底の部分には重さを感知するセンサーがついており、ユーザーがベッドから起きて床を踏みしめて立つとアラームが停止するというもの。

 

 

アラームは音ではなく、静かなバイブレーションとなっています。

 

 

つまり「Slock」を履いてスマートフォンのアプリでアラーム時刻を設定して寝ると、翌朝「Slock」の振動で起こされる、というわけです。

 

 

二度寝の誘惑がどれだけ強くても、ベッドから起き上がって立ち上がらないとバイブレーションを停止できません。そのため、少なくともベッドから出るところまでは確実に実行できそうです。

 

ひとつ6700円で予約受付中の「Slock」は、「こういうデバイスが必要なのはわかる!」とのコメントが寄せられています。これには、大いに共感できますよね。もちろん、海外への発送も可能です。

 

立たないと止まらない目覚ましマット「Ruggie」

ベッドから立ち上がることでアラーム解除、という発想は多くの人が思いつくようです。去年「Indiegogo」のキャンペーンを見事成功させた「Ruggie」も、同じくマットの上に立ち上がることでアラームを停止させるという仕組みになっています。

 

 

しかし、ベッドから立ち上がってもそのまますぐにベッドに倒れ込んでしまう可能性がありますよね。それを防ぐために、「Ruggie」はマットの上に3秒間立たないとアラームが解除できないようになっています。

 

3秒じゃ短すぎるという人はこの時間を長く変更することも可能。マットも形状記憶で、気持ちいい踏み心地になっているのもありがたいですね。

 

 

さらに、マットの上に立つと自分でカスタマイズしたスピーチを聴くことができます。自分にいつもモチベーションを与えてくれるスピーチや格言が流れるようにすれば、毎朝のエクササイズや読書、勉強に取り組むやる気が生まれてきそうです。気になる「Ruggie」の値段は、ひとつ8900円。海外発送は、プラス3300円から受け付けています。

 

コメント欄ではMac版がまだ完成していないこと、アラームの設定がBluetoothではなくUSBでつないでPCで操作しないといけなく、音量の調整ができないなどのネガティブ要素もあるものの、ポジティブなコメントも多く書かれています。

 

たとえば、「音がすごい大きいのは私にはうれしい! ありがとう!」や「1か月使ってるけど、すごい感心している。アラーム時計は自分の持っているデバイスの中で一番嫌いなものだったけど、これは最高だ」など。

 

マットを踏むだけでなく、スピーチが聴けるところがユニークですよね。この「Ruggie」も最初の「Slock」も、毎朝アラームと格闘していた人に希望を与えてくれるプロダクトではないでしょうか。