村上隆氏(写真:gettyimages)

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26日、アニメーション監督・大地丙太郎(だいち・あきたろう)氏が自身のTwitter上で、現代美術家・村上隆氏が総監督を務めるアニメに怒りを露わにした。

大地氏は、アニメ「おじゃる丸」、「十兵衛ちゃん」、「風まかせ月影蘭」などの監督を務めてきた大ベテラン。Twitterでは、22日にKAI-YOU.netが報じた記事「TVアニメ『6HP』後半は村上隆の謝罪 線画状態で12月30日に放送」を引用。記事によると、村上氏が手掛ける「6HP/シックスハートプリンセス」(TOKYO MX)が12月30日に放送を予定しているが、制作が間に合わないことから未完成の線画状態で放送されることになるという。

【アニメ「6HP/シックスハートプリンセス」のPV】


本業のアニメーション監督として思うところがあったのか、大地氏は「ふざけんな! 誰も見るな! 録画もせんでええ! 出来てからやれ!」と、未完成のまま放送することになった事態への思いの丈をぶちまけている。 一方、村上氏本人は自身のInstagram上で制作中のアニメの現状を伝えている。23日には、アニメの制作が進んでいることを明かしつつも、「キャリアを積んだ方々の作品の体には絶対になりそうもありません。。。参加してくれているスタッフの皆さん、もうしわけありません」と謝罪した。

昨日、12月22日。「TVアニメ『6HP』後半は村上隆の謝罪 線画状態で12月30日に放送」という記事が、ヤフーでトップになりました。Instagramで独白した記事をみて、「ねとらぼ」からの質問が、21日に来ました。1,本当に線画で上映するのか?2,MXは許可してるのか?3,放送事故じゃないのか?そういう質問がカイカイキキに来ていましたが、TV局での初めての長編の納品前なので、失言があってはマズイと多い、黙っていたら、MXさんが同じ質問を受けて応えられたようです。MXの御担当には状況説明と、12月21日現在のドキュメント含めたアニメーション本編も観てもらい、いろいろとご意見を頂いて、現在納品に向けて制作を続けています。しかし、謝罪、、、という言葉で、それを期待した視聴者の皆さんが見たら「なんや、村上反省しとらんじゃないか!」という感じになってしまわないか、不安です。、、、、、、、。。。。。。 本日、12月23日。MXTVへの納品日は25日一杯。24日と25日の2日間。 この時点でも、なんと、アニメの原画、動画、色つけ、背景、等が撮影スタジオに次々に納品され続けていて、アニメーションの体になっていっています。 しかし、カットごとの小道具が大きさや設定が全く違ったり、時間の経過や設定が背景の空の色に繁栄されていなかったり。。。つまり、多くの人々に振っている仕事の連絡体系やら、設定の情報共有が全く出来ておらず、つまり、、、監督できていないのです。全部を通してみた時に、思った以上に、ドタバタした感じになっていて、短編制作との圧倒的な違いをこの時点で思い知らされています。過去に観たことないレベルのドタバタです。17歳の時に、はじめて美大系受験予備校に行って、日曜日の1日デッサンコースに行って、自信満々に石膏デッサンを初めて、描き上げて、講師の方にどうだ!と見せようとした時に、他の人の石膏デッサンを見渡したら、僕以外のデッサンが写真のようにみえ、自分のデッサンが子供の鉛筆遊びに見えてしまって、心の中がガチでムンクの叫びになってしまった、、、、今、そんな感じです。今、どのアニメ作品をみても、全部天才が造った作品に見えます。とにかく、25日、ギリギリいっぱいまで、努力出来る限りの事はやります。でも、デッサンの例えのように、キャリアを積んだ方々の作品の体には絶対になりそうもありません。。。参加してくれているスタッフの皆さん、もうしわけありません。 今、発刊されている、美術専門月刊誌、美術手帖の表4の広告欄に、書いたメッセージを転載します。僕にとってはアニメ制作もあくまでも芸術作品制作の一環ではありますが、にしても、こんな惨状になってしまうとは、ココ数日の結果をみるまでは予想できませんでした。。。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ いよいよ放映日も決まって、現場の作業も進んでます。先日、ラフ原画をムービーにしてアフレコして、絵と声が合わさったんですが、大学で初めてアニメ造った時の感動が蘇って、造ってきて良かったなぁ〜 と、呑気にはしゃいでしまいました。2016年はアニメの大豊作な年で、そんな中で名作と比べられると、いやはやなんとも、なんだけれども、やっぱ、画が動き、声や音が入って、命が吹き込まれる瞬間というのは、本当に素晴らしく 感動できる体験であります。とは言うものの、現場は全く終わっておらず、その理由の元凶は、僕が絵コンテを書けない、読み込めない、想定できない、、、なので、何度も何度もビデオコンテで直しています。 現在38テイクのやり直しで、、、原画振り終わったのにやり直しとかで、本当に皆さん、スミマセン。そこに、総作画監督のmebaeのこだわりが過度な修正などで入ってきて、絵描きは皆そうなんだけれども、もう遅れてるなんてもんじゃないです。それでも、この作品制作、今回の放映が最後じゃなくって、第2話も制作して、全15話 あるのであるからして、原画の人、進行さん、現場管理、CGの人、本当にスタッフがこれからも沢山たくさん!必要です。人材募集しています!!カイカイキキは15 年、アートの総合商社として潰れずに頑張ってきたけれども、映像制作で潰れるかも。。。みたいな勢いです。映像制作で金を得るのは至難の業。庵野秀明さんのカラーが創業10周年だというラフォーレ原宿での展覧会見たけれども、展示している画の上手さに驚嘆しつつ、映像制作だけで10年間も維持してきたという奇跡を、うわぁ〜っと心のなかで 仰け反って、仰ぎ見ました。出来ませんよ!そんなこと。僕の現代美術界の盟友、奈良美智さんに「村上くんはいろいろやりすぎだけれども、アニ メはちょっと 本当にやりすぎなんじゃないの?」と言われて、そりゃそのとおりなんだけれども、、、と。。。まぁ、TOKYO MXに納品するその瞬間まで、出来ることはやってみようと思います。これまた美術手帖の表4の広告にあるまじき文面で失礼いたしました。 村上隆

Takashi Murakamiさん(@takashipom)が投稿した写真 -



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