身に着ける文房具を作るメーカー「Kino.Q 文房具カフェ/カルロバ」がツイートした“紙神経衰弱”なるものが話題だ。誰もが思い浮かべるトランプによる神経衰弱と同じ要領のこのゲームだが、“紙神経衰弱”はめくった側にも柄などは描かれておらず、真っ白い紙が貼り付けてあるだけ。しかしこれが「やってみたい!」と大反響を呼んでいる。

出典画像:「Kino.Q」Twitter(@29182929cm)より

 

“紙神経衰弱”とは?

「Kino.Q」というTwitterアカウント(@29182929cm)が提案する“紙神経衰弱”とは、さまざまな似たような紙をひたすらめくり、いつの間にか紙の名前と質感が覚えられている(はず)というもの。トランプの数字の代わりに、2枚合わせるのはなんと紙の種類。使用する台紙の上にはいろいろな紙が貼られており、紙の種類も添え書きされている。紙は上半分だけが台紙に接着されているので裏の質感も楽しめるうえ、めくった台紙には紙の特徴や使い道も記載されているよう。これには「何これ、やりたすぎる!」「これは心くすぐられるわー」「こんなんガチで神経が衰弱します(笑)でも楽しそう!」「これで紙のプロになれるやん(笑)」と話題が沸騰している。

 

今回「Kino.Q」のTwitterで紹介されている紙の種類には、ケント紙や上質紙、ホワイトクラフトに純白ロールなどがあり、一見するとほとんど区別がつかない。ケント紙は硬くて表面が平らで滑らか、純白ロールは適度な張りとシャリシャリ感があるといったように、この紙神経衰弱をやっていくうちに、紙の種類に詳しくなれる可能性も。「Kino.Q」もこの紙神経衰弱を行う意図として、「“あっちがケントでここは確かホワイトクラフト…これが純白ロール!”なんてできたら、素敵だと思いませんか?」と説明している。

 

身にまとえる文房具が揃う「Kino.Q」

この“紙神経衰弱”は、製品化こそされていないようだが、巻尺がそのままマフラーになった「メジャーマフラー」や、つま先が色鉛筆の芯用に3色に分かれている「色鉛筆のタイツ」など、「Kino.Q」には他にも文房具ファンが熱くなってしまうであろう“身にまとえる文房具”が販売されている。それぞれさまざまなカラー展開がされており、「これはマニア心をくすぐる!」と大反響だ。

↑メジャーマフラー(左)と色鉛筆マフラー(右) 出典画像:「Kino.Q」オンラインストアより

 

“紙神経衰弱”にも「販売してほしい!」という声も多く聞かれるが、今のところ販売予定はないよう。文具マニア心をくすぐられてしまった人は、今後に期待して公式Twitterなどをこまめにチェックしておくといいかもしれない。