「ダイマクション地図」から生まれた魅惑の地球パズル
![「ダイマクション地図」から生まれた魅惑の地球パズル](https://image.news.livedoor.com/newsimage/2/4/24f28_126_06-Dymaxion-Folding-Globe-_008-1024x732-m.jpg)
バックミンスター・フラーは1954年、「ダイマクション地図」(地球を多面体上に投影した世界地図)を発表した。
「「ダイマクション地図」から生まれた魅惑の地球パズル」の写真・リンク付きの記事はこちらその当時、バラバラに展開できる地図は珍しいとしか言いようがなかった。フラーは、建築家のショージ・サダオと一緒に、7大陸すべてをほぼ連続した陸塊にまとめた投影を作成し、それを正二十面体にした。展開の仕方によって、空路や海路などの地理空間情報を視覚化できるものだ。
フラーは、ダイマクション地図はあらゆる2次元投影のなかで最もひずみが少ないと考えていたが、それは3次元オブジェクトとしても正しく地球を表すものだった。デザイナーたちはいまでもフラーの図法に魅了されており、ダイマクション地図を最も魅力的に見せる方法について考え続けている。
SLIDE SHOW![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/0/2068b_126_2fc0bea56302aa41e78cdcddd5002ee9.jpg)
2/6フラーの地図と同じく、レイヴンヒルの地球は2次元にも3次元にもなる。
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3/6正三角形の裏には磁石がついており、地球を折りたたむことができる。
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4/6ダイマクション地図の組み立てパターンは無限にあるが、このパズルの正しい組み立て方は1通りしかない。
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5/6地球パズルが完成!
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6/6色は3パターンある。
Prev Nextロサンゼルスで活躍する若手デザイナーのブレンダン・レイヴンヒルは、フラー協会と協力して、ダイマクション地図を「ダイマクション・フォールディング・グローブ」につくり変えた。フラーのオリジナルの地図と同様に、レイヴンヒルの地球は2次元にも3次元にもなる。
平面にすると、7大陸をひとつの陸塊として示す20個の三角形がつながった地図になる。それぞれの三角形の裏が磁石になっているので、組み立てると角ばった地球に変身する。
ダイマクション地図の組み立てパターンは無限にある。これに対してレイヴンヒルのデザインでは、分割した三角形を使用するというアイデアを踏襲しているものの、正しい組み立て方は1通りしかない。「南極大陸があるべきところに磁石のパーツが来てしまったら、間違って組み立ててしまったということがわかります」と彼は説明する。
ダイマクション・フォールディング・グローブの価格は15ドル。色は3パターンある。