中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の包丁に「日本刀」と「武士の魂」を見ることができると説明している。記事は日本の有名な包丁ブランドとして、日本橋木屋、京都有次、正本、東京杉本、貝印の関孫六、青木刃物製作所の堺孝行、吉田金属工業のGLOBAL、そして藤次郎を紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の包丁に「日本刀」と「武士の魂」を見ることができると説明している。記事は日本の有名な包丁ブランドとして、日本橋木屋、京都有次、正本、東京杉本、貝印の関孫六、青木刃物製作所の堺孝行、吉田金属工業のGLOBAL、そして藤次郎を紹介している。

 記事はこれらの包丁ブランドを絶賛。例えば杉本について「海外でもよく知られており、中華包丁の評判は大変良く、アジアNO.1と呼ばれるにふわさしい」、またGLOBALについては「包丁界のロールスロイスという雅号を獲得している」と絶賛、日本製包丁の切れ味の鋭さについて高く評価した。

 これらの日本製包丁に「日本刀」と「武士の魂」が見ることができると記事は説明しているが、例えば有次は西暦1560年に創業したと紹介、築地有次のホームページは刀鍛冶の藤原有次を祖としていると説明している。また江戸から明治への過渡期における廃刀令により、多くの刀鍛冶たちが包丁を製造し始めたのも事実だ。

 記事が説明する包丁ブランドの他にも、堺刀司という有名ブランドもある。創業は文化2年(西暦1805年)であり、堺の包丁づくりの優れた技術を継承している。多くのプロたちに非常に高く評価されているようだ。

 記事は日本刀と武士とを結びつけて説明しているが、日本の包丁を使って美味しい料理を作る日本の料理人も、ある意味において現代の武士であると言えるかもしれない。仕事に対する料理人たちのまさに命をかけるほどの真剣さは、ミシュランレストランの数の点で東京が世界一であるという事実にも反映されている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)