台湾・台中以南で豪雨に警戒  北部も大雨の恐れ

写真拡大 (全2枚)

(台北 13日 中央社)南西からの暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、13日は南部を中心に豪雨や大雨となっている。中央気象局の統計によると、同日の降水量は午前11時20分までに、高雄市桃源区渓南で190.0ミリを観測。同局は同市の山間部に対して大豪雨への警戒を、台中以南の西部地域に対し、豪雨への警戒を促している。また、苗栗以北でも大雨の恐れがあるとして注意を喚起した。

その他の地域の降水量は、花蓮県秀林郷合歓山荘171.0ミリ、嘉義県阿里山郷新美小159.5ミリ、屏東県霧台郷神山151.0ミリ、台中市和平区雪嶺147.0ミリなど。

気象局予報員の林智暉氏によると、14日も台湾各地で持続的な雨となり、短時間の強い雨に見舞われる恐れがある。天候が回復に向かうのは15日以降の見込み。

同局は24時間の降水量が80ミリ以上、または1時間当たりの降水量が40ミリ以上の場合を大雨、24時間の降水量が200ミリ以上、もしくは3時間の降水量が100ミリ以上の場合を豪雨と定義している。大豪雨は、24時間の降水量が350ミリ以上。

(陳葦庭/編集:名切千絵)