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 現在CMソングがかわいいと話題の「いい部屋ネット」や、人気スマホゲーム「白猫プロジェクト」といったCMに出演し、「岡山の奇跡」と称される若手女優・桜井日奈子(19)が、その美少女ぶりでじわじわと知名度を上昇させている。

 先日、制汗剤「桜井日奈子 8×4 BODY FRESH クールデオドラント」のテレビCMイメージキャラクターにも抜擢。バスケットボールに汗を流す爽やかな女子高生役として出演することも決定し、めざましい活躍ぶりを見せている。さらに今月26日から公開される舞台『それいゆ』の出演も決定し、舞台女優としてデビューを果たすことでも話題を呼んでいる。

 映画『それいゆ』は、戦争中の混乱期に、雑誌『少女の友』の挿絵で少女たちに癒しと希望を与え、終戦後は雑誌『それいゆ』『ひまわり』などの制作に携わった画家の中原淳一の人生を描いた作品。主演の中原淳一役を俳優の中山優馬(22)がつとめ、桜井は劇中「中原の大ファンで女優を目指す女学生」という役どころで出演する。

 今年の3月に高校を卒業し、都内の大学に進学するため地元の岡山から上京することになった桜井。これまで学業優先のため芸能活動をセーブする場面も多かったが、今後は女優としての活動期待が寄せられている。しかしその一方で、このタイミングを正念場と位置付ける関係者も少なくない。

■未知数なだけに懸念される演技力

 これまではCMという短い時間での演技が主だったこともあり、短い登場時間の中で見せるコミカルな姿や、破壊力のあるかわいさは申し分ない。そのため、本当の演技力の力量は未知数とする声が多いのだとか。

「もちろん今回の女優デビューが好評であれば、今後女優として活躍の場を広げていく可能性はあります。しかしここでコケてしまうと、『ただかわいいだけ』『きれいな子なんだけど女優としては』といった印象をあたえてしまい、フェードアウトすることにもなりかねません。女優活動も本格的にスタートするここからが、桜井にとっての正念場となるでしょう」(芸能ライター)

 CM女優としてはまずまずの評判と人気を獲得している桜井なだけに、今回の舞台出演を機に、今後はドラマや映画といった場面においても活動の幅を広げていきたいところだろう。

 岡山の奇跡として注目が高まる彼女は、女優業界においても奇跡を起こすことができるのだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。