今年もまた、甲子園の季節が終わった。全国約4000チームの頂点に立ったのは大阪桐蔭高校。この3年間で春夏あわせて3度も頂点に立ったのだから正直恐れ入る。そして優勝チームが生まれた、ということは同時に、3999の敗者を生み出したということでもある。いや、甲子園に出場することができた49代表の高校も、ある意味では勝者だ。一度は各地区大会において歓喜の輪を作ることができ、憧れの甲子園の地を踏むことができたのだから。