80年代のテレビ業界エピソードとして、こんな話を聞いたことがある。これは、テリー伊藤の回顧録から聞いた逸話。「天才」として業界にその名が轟いていたディレクター・伊藤輝夫氏が、コント番組の総合演出を手掛ける企画が進行。しかし「やっぱり、コントの面白さがわからなかったんだよね」(テリー伊藤)と、その番組自体が立ち消えになったという実話、があるそうなのだ。この価値観、正直珍しいセンスではなかったように思う