全国一億数千万の地味寺ファンのみなさん(てか)、ついにこの日がやってきた。地味寺に潜入し、その活動をつぶさに取材する機会がやってきたのだ。灯台もと暗しというが、毎日のように顔を合わせている仕事仲間のプログラマ、竹谷さんの実家が地味寺だったのだ。「うちみたいなお寺でいいんですか」という竹谷さんを説得すること2カ月、ついに訪問のお許しが出た。京都市伏見区、伏見稲荷にもほど近い円弘院(真言宗国分寺派)。