28日に全議席が確定した衆院選は自民党が大幅に議席を減らし、惨敗した。与党が過半数を割り込むのは、旧民主党政権が誕生した15年前の2009年以来だ。「職責を全うする」と険しい表情で述べた石破茂首相は辞任しない考えを示したが、難しい政権運営を迫られることは確実。今後、どうなるのか――。現与党の自民と公明の議席数は計215で、過半数に届かない。自民の裏金非公認候補で当選した3人を加え、与党系とされ