和歌山県の青い芝の会員が自殺した。関西青い芝は、入所していた障害者施設に問題があるとして、糾弾闘争を開始する。責任を追及し、施設に入り込んだ闘争団のメンバー16人は、バリケードを築き施設を占拠、施設側と交渉を続けた。「僕らはここで死のう」。メンバーは口々に決意表明した。針金で体を縛り、最後まで抵抗する覚悟だったメンバーたちだが……。本記事は『カニは横に歩く自立障害者たちの半世紀』(角岡伸彦著・講談