「人類学」という言葉を聞いて、どんなイメージを思い浮かべるだろう。聞いたことはあるけれど何をやっているのかわからない、という人も多いのではないだろうか。『はじめての人類学』では、この学問が生まれて100年の歴史を一掴みにできる「人類学のツボ」を紹介している。※本記事は奥野克巳『はじめての人類学』から抜粋・編集したものです。世界は構造でできている私たちは遠く離れた辺境の地に住む人たちを、長い間「文明か