■日本に「ラストチャンス」はもうやってこない「失われた30年」と言われますが、この30年はある意味では「産まれてくるはずの子どもたちが失われた30年」でもありました。それは同時に「結婚が失われた30年」です。本来発生したであろう結婚や出生が失われた裏で、生み出されてしまったのが氷河期世代の若者です。氷河期世代とは、1990年代〜2000年代前半にかけて就職期を迎えた世代で、1970年から1982年に生まれた世代を指します