「がんと認知症を両方患う患者に治療対応できる病院は少ない。ケアできるスタッフが少なく、現場対応の限界が出てきています」【グラフ】「ダブル罹患」増加の認知症とがん、年齢別の有病・罹患率そう話すのは、国立がん研究センター東病院・精神腫瘍科長の小川朝生医師。超高齢社会の今、認知症患者は右肩上がりに増え続けている。2040年には推計約584万人、MCI(軽度認知障害)が613万人にもなり、65歳以上の約15%が認知症