地震や津波による直接的な被害からは免れたものの、過酷な避難生活や医療資源の不足などで失われる命がある。2016年4月の熊本地震で、宮崎さくらさんは次女・花梨ちゃん(当時4歳)を亡くした。入院先だった熊本市民病院の機能停止などが原因の「災害関連死」だった。こうした被害は、どうすればなくせるのか。宮崎さくらさんに『最期の声 ドキュメント災害関連死』の著者・山川徹さんが聞いた――。■地震が起きるたびに発生する